皆さまのイメージの中に”理想のピアノの音色”が明確にありますか?
これは、かなり難しい質問です。
一般の方ならば、それほど多くのピアノに触れる機会が少ないため、”明確に”と言われても限界があります。
プロのピアニストにとっては、同じブランドのピアノでも音色は様々で、空間でも、空調でも、調律によっても千差万別に異なる条件の音源で、自分が音色を生み出さなくてはなりません。
ピアノのコンディションには、淡い音色も鮮明な音色も表情豊かに響き、88鍵のバランスが整い、コントロールし易いタッチとペダルのバランスが求められます。
もしかすれば、”理想の音色”というものは存在するかどうかも分からないほど究極の音かもしれませんし、とても身近で懐かしい音なのかもしれません。
ただ、自分の求めるピアノの音色を探し始めると、とても楽しいと思います。
ピアノのブランドの追求や、空調のこと、調律師、自分の体調、体重、睡眠時間まで気にしたりと無限に楽しめて、理想に近づけば少し癒されます。
さて、皆さまの”理想のピアノの音色”はどのような音色ですか?
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