消音機能や自動演奏機能は、便利で面白い機能です。
消音機能の場合には、購入後の後付も可能ですし、防音の必要な環境などでどうしても必要な方も多いと思います。
しかし、ピアノ本来の寿命と機械の寿命の大幅な違いは、大きなデメリットになります。
一般にピアノ本体は60年〜80年もちますが機械は10年〜15年が限界です。
ピアノ本体にネジ穴を開け、狭いスペースに機械を押し込めば当然、機能上無理も出てきます。
実際にピアノ本来のタッチは失われてしますし、メンテナンスも大変です。
調整できる技術者も限られますし、時間も掛かります。
アクションはピアノそのものですが、発音や音源は「電子ピアノ」ですので、「自分の発音した音」と異なる違和感があります。
自動演奏ピアノの魅力は自動で生演奏が聞けることです。
しかし、鍵盤の裏側に取り付けた磁気で反応する「ボタン」に押されて鍵盤が動き音はなりますが、どうしても本来の柔らかな音色にはなりません。
自動演奏機能は初めはとても珍しく面白いのですが、何度も使用しているとやはりCDやレコードに魅力を感じてしまうのは、私だけでしょうか?
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