Q: ピアノの置き場所を迷っています。
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A: ピアノに良い環境は、温度15℃〜25℃、湿度 冬季:45〜60%、夏季:40〜65% ですので、ご家族に快適な場所は、ピアノにとっても大体は良い環境です。
湿気が多すぎたり、逆に乾燥しすぎはピアノの大敵ですので、程よく風通しの良い場所を選びましょう。
また、直接日光やエアコンの風、ヒーターの風の当る場所は避けて下さい。
ピアノ部屋のある方はエアコン以外に電気店等で販売されている「除湿器(15,000円〜40,000円位)」を設置されますと安心です。
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Q: 家庭で出来るピアノのお手入れ方法は?
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塗装面
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A: ピアノをほこりや汚れから守るため、塗装してある表面や鍵盤の部分を、気がついたらそのつど手入れして
あげます。 表面についたほこりは、ピアノ用の羽毛や、やわらかな布で軽くはらって下さい。 また、市販の化学雑巾や外装手入れ剤は、成分がわからないので使用を避けた方が安全です。
お子様がいらっしゃる場合、手垢が気になることが多いと思いますが、脱水後の古タオルで丁寧に拭きとれば安心です。
(きちんと絞れていないタオルは、ピアノを逆に汚すので避けてください。万が一、タオルに砂や塩分が含まれている場合、ピアノをキズつけたり、痛めてしまいますので、気を付けましょう。)
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鍵盤
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普段は、やわらかな布でから拭きしますが、汚れが気になる場合は、きれいな布をしっかりと固く絞って、拭きとります。 塗装面にシリコンなどの油分がついている場合、鍵盤が滑って弾き辛くなるため、鍵盤は塗装面を拭いたのとは別の布で拭きましょう。
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Q: 一般のピアノの調律時期は?
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A: ピアノのコンディション、環境などで大きく状況は変化しますが、普通に使用されている場合には、6か月〜12ヶ月を目安にした定期調律・調整はピアノの経年変化を安定させ易いと思います。
調律・調整の乱れたピアノの使用は、練習生の音感やタッチ感などの感覚を狂わしてしまう為、周期的なピアノ調律・調整がお奨めです。
特に「新しいピアノ」や、「長い間 調整されていなかったピアノ」は、響板と弦のバランスが極度に不安定で音程も狂いやすいため、定期的に調律・調整することが不可欠です。
部屋の環境(温度・湿度)の変化で、木材(響板)の形状は変化し、音程もずれてしまいます。
時期としては、毎年同じ時期に調律・調整することで、ピアノ本体に季節的なサイクルができ、音程、音色、タッチを安定し、傷みを防ぐことができます。
※ ピアノ調律(ピアノの保守管理)はピアノの構造として大変重要です。
狂いが気になってから・・・も大切ですが、木材の安定のためにも「周期的」な調律をお奨め致します。
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Q: 使用されていないピアノの調律時期は?
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A: 色々と事情が重なることもありますが、「一切使用されていないピアノ」でも、なるべく2年〜3年に一度は点検や調律・調整をしてあげて下さい。
ピアノの寿命は長いため、多くのピアノは様々な使用状況を繰り返す場合がありますが、3年、4年、5年と放置しておくと、カビやサビ、虫食い等のトラブルが多くなってしまいます。
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Q: ピアノ調律に必要な費用などを教えて下さい。
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A: ピアノ調律の価格など詳細は、 調律料金 、調律の所要時間 、出張地域 をご覧ください。 |
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